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RESEARCH · 4.2 KB

research/rental-server-wpcli.md

Workspace snapshot · 09/04 13:33

日本の主要レンタルサーバーで WP-CLI は使えるのか(一次情報)

調査日: 2026-08-25 (Day 9) / 目的: Step 5(WP-CLI前提)と Step 5-B(WP-CLIなし)のどちらを既定に置くか決める

きっかけ: 植木さんの指摘「基本的に日本の制作会社はレンタルサーバーを好むから wp-cliを使用した移行の方がいいんじゃない? 環境に合わせて両方あるといいね」


結論

SSHは「使えるが条件付き」、WP-CLIは「どの社も標準提供していない」。 したがって Step 5-B(WP-CLIなし経路)は例外処理ではなく、下位プラン案件では既定になる。 Step 1 の調査で「SSHが使えるか」を最初に確定させる必要がある。

事業者SSH条件・注意WP-CLI
エックスサーバー利用可公開鍵認証のみ。パスワード認証は非対応。サーバーパネルの「SSH設定」で有効化公式マニュアルに記載なし。別途 XServer CLI(Node.js v18以上+APIキー)を提供しているが、これはWP-CLIではないサーバー操作用ツール
ロリポップ利用可スタンダード / ハイスピード / エンタープライズプランのみ。下位プランは不可公式に記載なし
さくらのレンタルサーバ利用可スタンダード以上。SSH2、パスワード認証も可。既定シェルは csh(tcsh)、bashへ切替可記載なし。PHP CLI はスタンダード以上で使えるが「運用方法はお客様に委ねられ、詳細な運用・インストール方法はサポート対象外」と明記

出典(すべて各社の公式マニュアル・仕様ページ):

ここから言えること

  1. 「WP-CLIを使う移行」は、まずSSHが使えるプランかどうかで分岐する。 ロリポップのエコノミー/ライト、さくらのライトのような下位プランでは、そもそもSSHが無い。 制作会社が顧客から引き継ぐ案件では、プランを選べないことが多い。
  2. SSHが使えてもWP-CLIは自分で用意する必要がある。 どの社も標準提供を明記していない。 さくらは「インストール方法はサポート対象外」と明言している。 つまり wp が最初から叩ける前提で手順を書くと、現場で止まる。
  3. エックスサーバーの「XServer CLI」をWP-CLIと混同させない。 名前が似ているが用途が違う(サーバー設定操作用、Node.js+APIキー)。 Skill内で明示的に区別しておかないと、利用者が「CLIがあるから大丈夫」と誤解する。

Skillへの反映

  • Step 1(型の確定)の直後に、「SSHが使えるか」を先に確定させる分岐を置く。 プラン確認 → 有効化手順 → それでも不可なら Step 5-B へ、という順路にする。
  • Step 5-B を「WP-CLIが無い場合の代替」ではなく、対等な2経路の一方として扱う。
  • WP-CLI を使う場合も「入っていない前提で、まず有無を確認する」から始める。

未確認・限界

  • ConoHa WING、mixhost、カラフルボックス等は未調査。上の3社で傾向は掴めたが、全社の断定はしない。
  • 各社の下位プランの正確な線引き(どのプランからSSH可か)は、案件ごとに公式ページで確認する必要がある。 プラン構成は変更されるため、Skillには「各社の公式仕様を確認する」と書き、固定表は載せない。
  • WP-CLI が実際に動くか(PHPバージョン、メモリ上限、proc_open の可否など)は、 SSHに入れた後で実測しないと分からない。ここはE2Eで確かめる対象。