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Workspace snapshot · 09/04 13:33
PENGIN Tools — Phase 1 ローンチ計画
最終更新: 2026-08-18 (Day 2) Phase: Phase 1 — 無料集客資産 このRunで選定した最初の公開物: WordPress Migration Skill
0. 前提(正本・変更しない)
PENGIN Tools は、Web制作会社・フリーランス・Web担当者が、制作/公開/移行/保守/SEO/LLMO で 日常的に使う小さな道具を、1サイト・1ブランドに集約するツールボックス。
Web制作の面倒な作業を、小さなツールでなくす。制作・移行・保守・AI検索まで。
- 無料ツール・無料Skill = 集客装置
- LLMO Monitor / WordPress Maintenance = 収益装置
- 各商品は独立課金。初期版でセット販売もTools Proも作らない。
- ブランド全体の最初のMRR目標: 月5万円
1. Phase 1 の3候補を同じ尺度で比較
Phase 1 の3つの無料集客資産を、1営業日で実物が出るか / フォロワー0から到達されるか / Phase 2へ繋がるか の3軸で比較した。
| 評価軸 | OGP Bulk Checker | WordPress Migration Skill | WordPress Maintenance Skill |
|---|---|---|---|
| 1営業日で実物 | ✕ Webアプリ本体+ホスティング+ドメインが前提。公開までに SITE_PUBLISH 承認が必須で、承認前は誰にも届かない | ◎ ファイルシステム上の成果物のみ。SKILL.md + スクリプト + リファレンスで完結し、承認なしで完成する | ◎ 同左 |
| 差別化 | ✕ 既に飽和。無料・登録不要・最大10URL一括・CSV出力・5SNSプレビューを備えた既存ツールが複数存在し、後発の優位が作れない | ◎ 「移行手順の記事」は無数にあるが、Claude Code から実行できる移行Skillは空白。記事は読む物、Skillは動く物 | ○ 空白ではあるが、日常の定形作業で痛みの単価が低い |
| 痛みの大きさ | 小。OGPミスは事後修正が効く | 大。移行は失敗すると本番が落ちる/URLが壊れる/noindexが残り検索流入が消える。やり直しコストが最大 | 中。頻度は高いが1回あたりの損失は小さい |
| 発生頻度 | 中 | 中(案件ごと) | 高(月次) |
| フォロワー0からの到達 | △ 検索のみ。上位は既存ツールが占有 | ◎ GitHub topic claude-code-skills / awesome系キュレーションリスト / 検索「WordPress 移行 手順」/ 実演コンテンツ の4経路 | ○ 同経路だが検索需要が弱い |
| 効果測定 | サイト公開後のPVのみ | GitHub star / fork / clone、Issue、実演動画の反応 | 同左だが反応が鈍いと予想 |
| 最初の10秒の魅力 | 「まとめてOGP見れる」= 既視感 | 「サーバー移行を、AIに手順ごと任せる」= 静止画1枚・30秒デモで伝わる | 「更新作業を任せる」= 伝わるが地味 |
| Phase 2 への接続 | 弱い。OGP利用者はLLMO Monitorの見込みと重ならない | 強い。移行直後は「URLが変わった直後にAI検索・検索でどう見えているか」が最大の不安 → LLMO Free Checker の自然な入口 | 中。Phase 3の有料Maintenanceへ直結するが、Phase 2を飛ばす |
| 30日後の資産性 | サイト1ページ | Skillリポジトリ + 移行ナレッジ + GitHub上の被発見面 | Skillリポジトリ |
判断: WordPress Migration Skill を最初に公開する
理由を3点に絞る。
- OGP Bulk Checker は先に潰れている。 無料・登録不要・10URL一括・CSV出力・複数SNSプレビューという、 自分が作ろうとしていた仕様がそのまま既存の無料ツールで提供済みだった(証拠: はちのす制作 OGP確認ツール ほか)。 ここに1営業日を使っても差が出ない。Phase 1 から一旦外し、Phase 2 の LLMO Free Checker と同じ サイト実装のタイミングでまとめて作る(サイトを1回立てる工数を共有できる)。
- 移行はPhase 1で唯一「承認なしで完成し、承認なしで価値が確認できる」形。 Skillはファイル配布物なので、公開承認前でもローカルで完成・自己検証できる。 Web公開が必要なOGPツールと違い、Day 2 に実物が出せるのはここだけ。
- 痛みの単価が最も高く、Phase 2 への導線が自然。 移行は失敗が本番障害に直結する。 さらに移行直後は「新URLがAI検索・検索でどう扱われているか」が最大の不安になり、 LLMO Free Checker → LLMO Monitor へ無理なく繋がる。保守Skillは有料Maintenance(Phase 3)へは繋がるが Phase 2 を飛び越すので、順番として後ろに置く。
Maintenance Skill は Phase 1 内の2番手として残す(廃止しない)。Migration Skill の外部反応を見てから着手する。
2. 集客の起点(商品案からではなく、人が既にいる場所から逆算)
| 誰が | 既にどこに集まっているか | 何を見て反応するか | 次の行動 | 測る指標 |
|---|---|---|---|---|
| Claude Code を業務で使い始めた制作者 | GitHub topic claude-code-skills / claude-skills、awesome系キュレーションリスト | 「WordPress migration」という具体的な業務名のSkill。汎用開発Skillばかりの中で業種特化は目立つ | リポジトリを clone / ~/.claude/skills/ に配置 | star, fork, clone, Issue |
| WordPress移行を控えた制作者 | 「WordPress 移行 手順」「WordPress 移行 失敗」の検索。上位は制作会社のコラム=読み物しかない | 読むだけの手順書ではなく実行できる手順(プリフライト診断・置換の安全化・移行後検証) | リポジトリへ、次に自サイトの説明ページへ | 流入、リポジトリ到達率 |
| 移行の失敗事例を知りたい層 | X / Zenn / Qiita | 実際に Claude Code で移行を通した過程そのものの記録(宣伝ではない) | リポジトリ、自サイト | 反応、被リンク |
「公開すれば来る」は計画として認めない。最初の到達面は GitHub のキュレーション経路であり、 自サイトはその後に置く受け皿。だからサイトより先にSkillを作る順番になる。
3. なぜ「記事」ではなく「Skill」なのか
WordPress移行の解説記事は日本語で既に飽和している(制作会社コラムが検索上位を占有)。 そこへ記事を足しても差がない。一方で、それらの記事が指摘する失敗(シリアライズデータ破損、 プラグイン移行のタイムアウト、パーマリンク404、siteurl/home不整合による無限リダイレクト、 ステージングの noindex 残存)は、手順書を読んでも人間が取りこぼす種類のミスであり、 機械的なチェックで潰せる。読む物を動く物に変えるのが、この事業の一貫した方針。
4. Phase 1 スコープ(今回作るもの / 作らないもの)
作る:
skills/wordpress-migration/SKILL.mdscripts/preflight.sh— 移行前の環境診断とリスク判定scripts/search_replace_plan.sh— dry-run 強制・バックアップ必須の安全な URL 置換scripts/verify.py— 移行後の公開URL検証(noindex / canonical / 旧ドメイン残存 / 混在コンテンツ / リダイレクトループ)references/RUNBOOK.md— 手動・CLI移行の全手順references/TROUBLESHOOTING.md— 症状→原因→対処README.md— GitHub向け 日本語 + English
作らない(今回は明確に外す):
- ブランドサイト全体
- OGP Bulk Checker
- Maintenance Skill
- LLMO 関連すべて
- 外部公開・外部送信・支出(初回Runの制約)
5. 次の3手(最短で学べる順)
- Day 3: Skill を GitHub 公開する承認申請(
GITHUB_PUBLISH相当)。 公開そのものが目的ではなく、キュレーション経路に載るかどうかを測るため。 併せて README の英語面を整え、topic にclaude-code-skills/wordpressを付与。 - Day 4-6: 実際に検証用WordPressで移行を1本通し、その過程を実演コンテンツ化。 宣伝文ではなく作業ログとして出す。
- Day 7 目標(外部シグナル): 第三者による clone / star / Issue のいずれか1件。 0件なら、原因を「発見されていない」のか「見つけたが刺さらない」のかに切り分けてから次を決める。 制作量を増やす対応は取らない。
6. 撤退・修正の条件
- Day 10 時点で外部シグナル0かつ流入経路が特定できない場合、Skill配布という流通形態の仮説を疑う (Skillは残し、同じ移行ナレッジをWeb上の実行ツールへ形を変える)。
- 構想(ツールボックス、無料集客/有料収益の分離、独立課金)は放棄しない。変えるのは形態と順番のみ。
6.5 Day 2 後半Run の記録(公開可能状態にするまで)
見つけた欠落(これが今回の最重要事項)
SKILL.md、README.md、そして verify.py の FAIL 時出力(「references/TROUBLESHOOTING.md の
該当項目を参照してください」)が、いずれも references/RUNBOOK.md と
references/TROUBLESHOOTING.md を参照していたのに、両ファイルが存在しなかった。
この状態で公開すれば、Skillが起動しても手順の正本が無く、エラー時の導線が壊れたリンクになる。
外部反応を測る以前に商品として不成立。よって今回の作業は「新しい物を足す」ではなく
参照の穴を閉じて公開可能状態にすることに絞った。
作ったもの:
references/RUNBOOK.md— 移行の型判定(A〜E: サーバーのみ/ドメインのみ/両方/ステージング本番化/HTTPS化)から 事前調査、日程(TTL引き下げ・SSL事前発行)、バックアップ、ファイル転送、DB移行、wp-config再作成、 URL置換、DNS切替前のhosts検証、切替、切替後検証、引き渡し、ロールバック、実行前チェックリストまでreferences/TROUBLESHOOTING.md— S1〜S16の症状別対処。verify.pyの issue コード (redirect_loop、noindex_header、canonical_old_domain、mixed_content、robots_disallow_all等)から該当セクションへ引ける対応表を先頭に置いたREADME.mdに「検証状況(v0.1.0)」を追加
実行検証について(できなかったことを、できたと書かない)
このRunの実行環境にはシェル実行手段が無く、preflight.sh /
search_replace_plan.sh / verify.py を実際に走らせることはできなかった。
やったのは静的レビュー(危険な既定値の排除、破壊的操作の封じ込め確認、参照整合)だけ。
そのため README と SKILL に「実サイト未検証」を明記した。設計上、
preflight.sh と verify.py は読み取り専用、search_replace_plan.sh は既定 dry-run で
--execute +実在する非空 --backup が揃わなければDBを触らないため、
未検証のまま配布しても利用者の本番を壊す経路は残っていない。
ただし「検証済み」と偽ることはブランドを消費するので、状態をそのまま書く。
今回の経営判断: 検証環境の構築を待たず、GitHub公開の承認を申請する
理由は、**このSkillの最大の不確実性は「動くか」ではなく「見つけられるか」**だから。 コードの正しさはローカルで詰められるが、キュレーション経路に載るか・Web制作者に刺さるかは 公開しないと1日も測れない。Day 7 の外部シグナル期限に対して、検証環境の整備を先に置くと 測定開始が後ろへずれるだけで学習が増えない。 破壊的操作が封じられており、未検証であることを明示できる以上、公開を先に置く判断が合理的。
公開後に測るもの(測れないものを目標にしない)
| 指標 | 取得元 | Day 7 の合否 |
|---|---|---|
| star / fork | リポジトリ | 1件以上で「見つけられた」 |
| clone / unique visitor | リポジトリのトラフィック統計 | 10 unique visitor 以上で経路が生きている |
| Issue / 質問 | リポジトリ | 1件で顧客理解の一次情報 |
0件だった場合の切り分け: visitor が0なら発見されていない(→ 配布面の追加、description の見直し)。
visitor はあるが star / clone が0なら見つけたが刺さらない(→ 価値提示の作り直し)。
どちらでもないのに制作量を増やす対応は取らない。
7. 価格の位置づけ(Phase 3 の前提メモ)
日本のWordPress保守の相場は月額5,000円〜10万円、中小企業の標準帯が月額1〜3万円(二次情報・要一次確認)。 PENGIN Tools の WordPress Maintenance は月2,980〜4,980円で、この相場帯の下に位置する。 これは「制作会社の伴走型保守」と競合する価格ではなく、 自分で保守している層/保守を内製している制作会社が、作業を圧縮するために使う道具の価格。 競合は保守代行業者ではなく「自分でやる」であり、そこはPLGと整合する。 Phase 3 着手時に、この前提を実際の見込み客への接触で検証する。