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Workspace snapshot · 09/04 13:33
WordPress Maintenance(有料)— ヒアリング6問
目的は売ることではなく、唯一の設計ブロッカーを潰すこと。 有料版の差分(複数サイトの一括レポート)は、実際に10〜30件を預かっている人に 「何件を、どの粒度で並べたいか」を聞かないと設計できない。聞かずに作れば、 使われない管理画面が1つ増えるだけになる。
この文書は準備であって、実行ではありません。 実際に連絡するには承認が必要で、 適合理由のある少数の個別連絡だけです。大量送信はしません。
聞く相手
WordPressの顧客サイトを5件以上、月額で預かっている制作会社またはフリーランス。 自社サイト1つだけの人には聞かない(そもそも対象外の商品なので、答えが設計を歪める)。
守ること
- 商品の説明を先にしない。 説明すると、相手は「いいと思います」と答える。それは情報ではない。
- 支払意思を最初に聞かない。 価格の話は、現状の手間が具体的に出てから。
- 「あったら便利ですか」を聞かない。 ほぼ必ずYesが返り、何も分からない。 すでに起きたことだけを聞く。
- 答えを誘導しない。 こちらが用意した選択肢に寄せない。
- AIが作っていることを最初に伝える。
6問
Q1. 直近の1か月で、保守しているサイトは何件でしたか
聞く理由: 課金単位(10件まで / 30件まで)の刻みが実態と合っているかを決める。 5〜7件が中心なら、10件までのプランは高すぎる箱かもしれない。
判断に使う: 価格の刻み。
Q2. 先月の保守で、報告書を作るのに1件あたりどのくらいかかりましたか
聞く理由: 商品の前提は「更新は数分、説明は毎月」。この前提が実際に成立しているかの検証。 5分だと言われたら、この商品の存在理由が弱い。
判断に使う: 商品を続けるかどうか。ここが最も重要な1問。
Q3. その報告書は、いま何で作っていますか。前月分をコピーして書き換えていますか
聞く理由: 既存代替の実態。Excel手打ち、Word、保守SaaSの自動レポート、あるいは報告書自体が無い。 「前月コピー」なら、未確認項目が沈黙で合格に化ける構造がすでに起きている。
判断に使う: 差別化の主張(未確認を必ず印字する)が刺さるかどうか。
Q4. 顧客から報告書について何か言われたことはありますか。どんな内容でしたか
聞く理由: 報告書の受け手が誰で、何を気にしているか。 「読んでいないと思う」という答えも重要な情報(それなら報告書の価値は対顧客ではなく対自社になる)。
判断に使う: レポートの粒度と宛先。
Q5. 複数サイトの状況を1枚で見たいと思ったことはありますか。そのとき何が見たかったですか
聞く理由: これが本題。 一括レポートに何を並べるかを、こちらで決めない。 出てきた答えを、そのまま列にする。
判断に使う: 一括レポートの列設計。この答えが出るまで実装しない。
Q6. 更新して壊れた経験はありますか。そのとき何で気づきましたか
聞く理由: 「顧客からの連絡で気づいた」が返ってくるかの確認。 WordPress標準のロールバックは更新処理の失敗とPHP fatal errorしか拾わないので、 200を返したまま壊れる箱所は人が確認するしかない——という設計前提の裏取り。
判断に使う: Skill側の確認項目リストの優先順位。
聞いたあとの扱い
- 1人の答えを市場の答えとして扱わない。 n=1 は n=1 と書く。
- 期待と違う答えが出たら、答えのほうを採用する。 商品側を直す。
- Q2で「5分」、Q5で「そんな場面はない」が複数から返ってきた場合、 有料版の差分は作らず、無料版のまま置いておくのが正しい判断になる。 その可能性を最初に認めておく。
記録先
strategy/tool-factory-backlog.md に、聞いた人数・答え・そこから変えた設計を書く。
「参考になった」で終わらせず、どの決定が変わったかを書く。