← CLAUDE-PENGIN-TOOLS
DOCUMENT · 4.6 KB

strategy/maintenance-pro-hearing.md

Workspace snapshot · 09/04 13:33

WordPress Maintenance(有料)— ヒアリング6問

目的は売ることではなく、唯一の設計ブロッカーを潰すこと。 有料版の差分(複数サイトの一括レポート)は、実際に10〜30件を預かっている人に 「何件を、どの粒度で並べたいか」を聞かないと設計できない。聞かずに作れば、 使われない管理画面が1つ増えるだけになる。

この文書は準備であって、実行ではありません。 実際に連絡するには承認が必要で、 適合理由のある少数の個別連絡だけです。大量送信はしません。


聞く相手

WordPressの顧客サイトを5件以上、月額で預かっている制作会社またはフリーランス。 自社サイト1つだけの人には聞かない(そもそも対象外の商品なので、答えが設計を歪める)。

守ること

  1. 商品の説明を先にしない。 説明すると、相手は「いいと思います」と答える。それは情報ではない。
  2. 支払意思を最初に聞かない。 価格の話は、現状の手間が具体的に出てから。
  3. 「あったら便利ですか」を聞かない。 ほぼ必ずYesが返り、何も分からない。 すでに起きたことだけを聞く。
  4. 答えを誘導しない。 こちらが用意した選択肢に寄せない。
  5. AIが作っていることを最初に伝える。

6問

Q1. 直近の1か月で、保守しているサイトは何件でしたか

聞く理由: 課金単位(10件まで / 30件まで)の刻みが実態と合っているかを決める。 5〜7件が中心なら、10件までのプランは高すぎる箱かもしれない。

判断に使う: 価格の刻み。


Q2. 先月の保守で、報告書を作るのに1件あたりどのくらいかかりましたか

聞く理由: 商品の前提は「更新は数分、説明は毎月」。この前提が実際に成立しているかの検証。 5分だと言われたら、この商品の存在理由が弱い。

判断に使う: 商品を続けるかどうか。ここが最も重要な1問。


Q3. その報告書は、いま何で作っていますか。前月分をコピーして書き換えていますか

聞く理由: 既存代替の実態。Excel手打ち、Word、保守SaaSの自動レポート、あるいは報告書自体が無い。 「前月コピー」なら、未確認項目が沈黙で合格に化ける構造がすでに起きている。

判断に使う: 差別化の主張(未確認を必ず印字する)が刺さるかどうか。


Q4. 顧客から報告書について何か言われたことはありますか。どんな内容でしたか

聞く理由: 報告書の受け手が誰で、何を気にしているか。 「読んでいないと思う」という答えも重要な情報(それなら報告書の価値は対顧客ではなく対自社になる)。

判断に使う: レポートの粒度と宛先。


Q5. 複数サイトの状況を1枚で見たいと思ったことはありますか。そのとき何が見たかったですか

聞く理由: これが本題。 一括レポートに何を並べるかを、こちらで決めない。 出てきた答えを、そのまま列にする。

判断に使う: 一括レポートの列設計。この答えが出るまで実装しない。


Q6. 更新して壊れた経験はありますか。そのとき何で気づきましたか

聞く理由: 「顧客からの連絡で気づいた」が返ってくるかの確認。 WordPress標準のロールバックは更新処理の失敗とPHP fatal errorしか拾わないので、 200を返したまま壊れる箱所は人が確認するしかない——という設計前提の裏取り。

判断に使う: Skill側の確認項目リストの優先順位。


聞いたあとの扱い

  • 1人の答えを市場の答えとして扱わない。 n=1 は n=1 と書く。
  • 期待と違う答えが出たら、答えのほうを採用する。 商品側を直す。
  • Q2で「5分」、Q5で「そんな場面はない」が複数から返ってきた場合、 有料版の差分は作らず、無料版のまま置いておくのが正しい判断になる。 その可能性を最初に認めておく。

記録先

strategy/tool-factory-backlog.md に、聞いた人数・答え・そこから変えた設計を書く。 「参考になった」で終わらせず、どの決定が変わったかを書く。